キャリア支援
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Traveling Fellowリスト

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Traveling Fellow体験記


関西医科大学整形外科
堀井 恵美子 先生(昭和54年卒)

Travelling Fellowとしての経験から得たもの

1994年2月から3月にかけて,日整会traveling fellowとし4週間にわたり,AAOSに出席するとともに,各地のhand centerを訪問させていただきました.当時,fellowは単独行動で,自分で訪問先を決めてappoint をとり,AAOSの時のみ,他のfellowと顔を合わせる方式でした.全員一緒に行動する形式は私たちの次の世代から始まりました.旅程を決めることからすべて自分で計画できることは,利点でもありますが,それなりに大変なことでもありました.また,他のfellowの方との交流がほとんどなかったことは少々残念ではありました.

Fellowとしての責任

以前にも個人的にhand centerを訪問したことはあったのですが,JOA“fellow”という肩書を背負っての訪問は異なるものでした.各地で発表の機会を与えられ,準備はしていたものの,スムーズにはいかず,冷や汗ものでした.自分の研究テーマに限らず,日本の教育システム・文化などなど,幅広く英語でdiscussionができるレベルまでになりたいとつくづく反省したものです.国内・外学会で,英語での発表・討論の機会の増えた若い先生方にとっては,ハードルは低くなっているはずです.Fellowとして,自分が学ぶのみでなく,ホストにとっても有益な情報をもたらすことができるようなfellowになっていただきたいと思います.

海外からのtravelling fellowと接することも多くありました.友好はもちろんですが,それ以上に,学術的に貪欲なfellowの方が多く,私も,訪問する際には,もっと貪欲になるべきであったと,あとで,大いに反省しました.つい迷惑かなと考え控えめにしていたのは,ダメダメです.”Modest”は,評価されません.

米国での女医

当時すでに,学会での教育研修講演・座長など,米国では女性がいろいろな立場で中心的役割を果たしていることに衝撃を受けました. AAOS期間中に,女性会員のカクテルパーテイがあった折には,ご主人がひっそりとパートナーとして同席しておられた姿には感銘しました.日本では,奥様同伴の先生方の姿を見かけることはありますが,逆はあまりお目にかかったことがありません.

職場のサポート

大学病院在籍中でしたので,留守中の仕事のカバーをお願いできたので,思いっきり施設訪問を楽しみました.私は環境が整っていましたが,それでも4週間留守にすることはそれなりに準備が大変でした.今のようにメールが自由にやり取りできる状況ではなかったので不便でした.

私の時代とは,システムも変わり便利にはなりました.しかし,家庭があったら,あるいは小規模病院勤務だったら,長期間の留守は,家族にとっても職場にとってもかなりの負担となるだろうと思います.しかし,非常に貴重な,有意義な経験を得ることができます.ぜひ,女性会員の方も,積極的にtraveling fellowに応募していただき,見聞を広めていただきたく思います.また,指導医の先生方も,意欲のある女医の背中を押して支援していただけますようお願いしたいです.