活動報告
活動報告

活動報告

 2017年に「女性医師支援等検討委員会」として発足し、2018年に「男女共同参画委員会」、2019年に「男女共同参画・働き方改革委員会」、さらに2021年から「男女共同参画委員会」と「働き方改革委員会」に分割されました。
 整形外科領域における『男女共同参画』と『働き方改革』を目的とし、様々な活動・情報発信を行っています。

活動内容

2024年度

■男女共同参画委員会

  1. 第96回学術総会期間中の5月11日に女性AOAフェローであるDr. Tessa Balachと意見交換を行った。
    意見交換会の報告は広報室ニュース第136号へ掲載された。
  2. 整形外科医になろうセミナーについて
    1. 2月11日に開催された第1回セミナーの報告は広報室ニュース134号へ掲載された。
    2. 第2回セミナーを7月8日(土)15:00~17:00に開催した。申し込み総数は111名からいただき、当日の参加者は49名であった。2024年1月から数か月の予定でアーカイブ動画の配信を開始した。
    3. より多くの医学生・研修医に視聴してもらえるよう第3回セミナーからは収録したものを後日配信する形式とした。
      視聴希望の医学生・研修医からは事前に演者への質問等を受け付け、2024年2月25日(日)10:00~12:00に収録を行い、3月下旬から配信を開始した。
  3. 第97回学術総会の松本守雄会長から日整会へ女性座長候補者推薦依頼があり、74名の女性会員を推薦した。
  4. 日整会100年プロジェクトの特設サイト用コンテンツとして、「整形外科医になろうセミナー」のダイジェスト版を作成した。
  5. 2024 RJOSへの委員会メンバー視察派遣について
    1. 2018年以降、「女性医師を対象としたTravelling Fellow創設」に向けて、検討を続けてきた。
    2. 令和5年度第5回理事会に下記2点を諮り、承認された。
      1. 「新しいTravelling Fellow創設」に向けての調査・準備にかかわる活動を委員会事業とすること
      2. 2024 RJOS Annual Meeting(2024年2月サンフランシスコAAOSと同時開催)へ委員会メンバーを視察派遣すること
    3. 今回の視察で得た情報等については、広報室ニュース等で会員へ周知予定。
  6. 「整形外科医を目ざそう」パンフレットについて
    令和5年度第8回理事会で冊子の改定方針について審議され承認されたことを受けて、当委員会へ執筆候補者推薦依頼があり、女性会員3名を推薦した。

■働き方改革委員会

  1. C-2水準審査について
    令和5年度のC-2水準審査委員会(19領域の代表が出席)は3回開催された。
    第1回:7月25日、第2回:10月31日、第3回:2024年2月13日
  2. 広報室ニュース連載企画【整形外科医のための働き方改革】について
    昨年度広報室ニュース編集委員会から提案依頼があり、本連載がスタートした。
    1. 134号(令和5年7月15日発行)
      Ⅰ 過去、現在、そして近未来(執筆:三上アドバイザー)
    2. 135号(令和5年10月15日発行)執筆:東川委員長
      Ⅱ 働き方改革に向けての実務 ~2024年4月に向けて取り組むべき実務~
    3. 136号(令和6年1月15日発行)執筆:池内理事 Ⅲ 現場における業務効率化の戦略 ~タスクシフト/シェアを中心に~
  3. 「整形外科医師の労働時間管理に対する現状と対策」調査について
    1. 昨年実施した標件調査報告については、土屋明大アドバイザーが執筆し、広報室ニュース133号(令和5年4月15日発行)へ掲載された。
    2. 昨年に引き続き標件調査依頼を7月末に研修施設2001施設へ発送し、Google Formで8/31まで回答を受け付けた。
    3. 研修施設1527施設から有効な回答を得た(回答率76.3%)。土屋アドバイザーが分析・報告をまとめ、広報室ニュースへ投稿中。

2022年度

■男女共同参画委員会

  1. 関連学会調査について
    昨年度、整形外科関連の40学会を対象として女性会員の状況等について調査を行い、報告は広報室ニュース131号(令和4年10月15日発行)へ掲載された.
  2. 「男性育休体験」の募集について
    育休を取得した男性会員と育休を取得した夫やパートナーを持つ女性会員を対象とし6~7月末までに回答いただいた44名の男性会員について「第1報」として報告をまとめ、広報室ニュース131号や委員会ホームページへ掲載した.
  3. イクボスアンケートについて
    「整形外科領域における”イクボス” および”育休”に対する認識」の現状把握のため、日整会会員を対象としたアンケートを実施し、報告は日整会誌97巻4号へ掲載された.
    「整形外科領域における「イクボス」と「育休」に関するアンケート調査報告」
    日本整形外科学会男女共同参画委員会 日整会誌 97:288-297,2023.
    今回のアンケートを第一歩とし、さらに広く『イクボス』や『育休』についての関心・理解を広げ、意識改革や実際の施策につなげることを検討する.
  4. 整形外科医になろうセミナーについて
    医学生、臨床研修医を主な対象として、現役の専攻医や専門医から「整形外科医の仕事」についてより身近で具体的な話を聞くことで、整形外科に興味を持ち、整形外科医を目指すきっかけとなるよう企画した.第1回セミナーは令和5年2月11日に開催し、参加者は98名であった.
  5. AOAフェローとの意見交換会について 2023 AOA-JOA travelling fellowで来日されるDr. Tessa BalachとAOAとJOAでの女性医師の現状等について意見交換会を開催した.

■働き方改革委員会

  1. 「働き方改革」実施に向けての事前調査について
    標件調査について、6月に研修施設へ協力依頼した.
    集計結果の報告が広報室ニュース133号(令和5年4月15日発行)へ掲載された.
  2. 集中的技能向上水準(C-2水準)審査業務について
    1)厚労省からの審査業務にかかわる依頼について対応した.
    2)申請に関わる厚労省からの情報をメール通信や会員専用ホームページで会員へ周知した.
  3. 広報室ニュース編集委員会から「連載企画」について提案依頼があり、「整形外科医のための働き方改革」シリーズを企画として提案し、採用された。

2021年度

■男女共同参画委員会

  1. 日整会として『イクボス宣言』に向けて検討を開始することが理事会で承認され、『イクボス』に対する会員の意識調査アンケート等の実施に向けて検討している.
  2. 整形外科関連学会(40団体)を対象として会員数、女性会員数、役員や代議員における女性会員の割合などを調査した.
    集計結果をまとめ,回答いただいた学会と情報を共有する.

■働き方改革委員会

  1. 2024年の医師の働き方改革法施行に伴う働き方の変化にかかわる調査について研修施設を対象とした【「働き方改革」実施に向けての事前調査】の実施にむけて準備・検討を進めた.
  2. 集中的技能向上水準(C-2水準)にかかるモデル審査について厚労省と基本領域18診療科の代表者が集まり,C-2水準モデル審査委員会の模擬審査がオンライン形式で数回開催された.

2020年度

  1. 認定看護師業務内容拡大
     整形外科医の労働環境改善を目的としたタスクシフトとして、厚生労働省と協働し、認定看護師の業務枠を拡大しました。主に整形外科医が行っていた医療行為の一部を認定看護師が行えることになりました。
  2. 整形外科医の就労状況アンケート調査実地
     日本整形外科学会会員すべての整形外科医を対象に、就労状況に対するアンケート調査を行いました。
  3. ホームページ掲載開始

2019年度

  1. 第92回日本整形外科学会学術総会シンポジウム「整形外科医の働き方―男女共同参画の視点でー」を企画・参加

2018年度

  1. Joyful通信連載開始
     女性整形外科医の活躍の周知を目的に、様々な働き方を実現している女性整形外科医のコラムを掲載開始しました。
  2. 整形外科領域における女性医師の現状に関するアンケート調査実施
     日本整形外科学会会員の女性医師を対象に、勤務の実態やキャリア形成に関するアンケート調査を実施しました。(詳細:日整会誌92巻9号)

JOYFUL通信

JOYFUL通信では、整形外科の様々な分野で活躍する女性医師を紹介します。いろいろな働き方や悩みを共有し、参考となりましたら幸いです。

135号
多様性を理解し育てられる指導医層が増えることを願って
2023年10月15日発行
134号
女性整形外科医のさらなる一歩を応援したい
2023年7月15日発行
133号
今、女性医師支援は次のステップへ
2023年4月15日発行
132号
私のライフステージとワークバランス
2023年1月15日発行
131号
リウマチ診療に魅了された女性医師の一例
2022年10月15日発行
130号
入局後の離職を経て、復帰した現在思うこと
2022年7月15日発行
129号
デュシェンヌ・スマイル ~笑顔の力~
2022年4月15日発行
128号
ステレオタイプの脅威を乗り越える
2022年1月15日発行
127号
男女共同参画委員会 —始動から4年—
2021年10月15日発行
126号
ワークシェアリングのすすめ
2021年7月15日発行
125号
旭川から
2021年4月15日発行
124号
はばたけ女性医師!
2021年1月15日発行
123号
女性整形外科医23年目のつぶやき
2020年10月15日発行
122号
整形外科単科病院で働いています
2020年7月15日発行
121号
南極地域観測協力に参加して
2020年4月15日発行
120号
目指せ! 外来診療エキスパート
2020年1月15日発行
119号
今の私の働き方
2019年10月15日発行
118号
仕事と育児についての一経験
2019年7月15日発行
117号
整形外科と医学生の視点
2019年4月15日発行

理事会オブザーバー出席

 2019年度より,月1回開催される日整会理事会に,委員会代表者がオブザーバー出席することを許可されました.毎回,オブザーバーの立場から発言の機会をいただき,その内容に関し,委員会報告を行ってきました.

日整会シンポジウム

 日本整形外科学会では当委員会設立以前より、男女共同参画・働き方改革に対しては意識をしており、学術総会において,同テーマに関するシンポジウムを開催してきました。2018年以降,当委員会として,シンポジウムに,企画・参加しています.

第97回学術総会(2024)
リーダーとなる女性整形外科医を育てる<理事会提案シンポジウム>
第96回学術総会(2023)
豊かな人生と整形外科医を両立するために:イクボスと休暇マネジメント
第94回学術総会(2021)
女性整形外科医の働き方
女性整形外科医とICT活用
第92回学術総会(2019)
整形外科医の働き方―男女共同参画の視点でー
第91回学術総会(2018)
女性整形外科医の勤務実状と勤務環境改善に向けてー
第82回学術総会(2009)
整形外科医の未来像―多様化したニーズへの対応―
第80回学術総会(2007)
若手整形外科医は何を考えているかー臨床と研究の可能性
若手整形外科医は何を考えているかー整形外科医の可能性

論文発表

 委員会がその活動に関連して論文を報告してきました.

  • 堀籠 圭子.第1回整形外科領域における女性医師の現状に関するアンケート調査の中間報告. 日整会誌93: 921-923,2019.